≪D11≫右脇は締めるのではなく、締まるもの


DVD付きということもあって、「GOLF mechanic」という雑誌を、
ここ2回ほど買ってみたのですが、

(↓こんなんです。)

vol.13で内藤雄士コーチが「フライングエルボー」という
右肘が上がってオーバースイングになることについて、

vol.14で江連ゴルフアカデミーの米田貴コーチが、
このフライングエルボーぎみになる上田桃子プロが行っている
右脇が外れる癖を直すドリルについて

それぞれ紹介していました。

そういえば私も上体を回そうとして右肘を上げてオーバースイングになる、
典型的な初心者スイングをしておりました。
今でも右脇は外れまくっています。

この右脇の外れる癖を直すための具体的練習方法は
これらの雑誌を見てもらうこととして、
ここでは私がこの癖を直すために意識したことについて紹介しときます。

ゴルフスイングの軸は一般に背骨を意識すると思いますが、
この癖のある人は回転軸を右にずらして、
右首筋〜右足土踏まずあたりを軸として意識したスイングをしてみてください。

それでも右脇が開くようなツワモノは、右脇自体を軸として意識してみてください。
絶対開けないハズです。

それでも右脇が開く人は
   :
   :
ワシャ知らん!です。


まぁ「右脇は締めるのではなく、締まるもの」とでも覚えておいてください。 

≪D10≫ドライバー はじめは投げやり ドラコンボール


 これまで、アイアンのお話ばかりでしたので
最後はウッド系(ドライバ)の注意点を。

「ドライバもアイアンとスイングは同じ」などと言いますが、
確かにスイングプレーンに沿ってクラブを操作するという意味では同じなのですが、
力の入れ方については私は違うと思います。

具体的には、
 「ドライバはバックスイングからトップの切り替えしまで
  体のどこにも一切力を入れてはいけない。」

という点です。
そして
 「ドライバは切り替えしから振り向きざまに
  加速を上げつつヘッドを振り抜きます。」


一方アイアンはバックスイングの時点から
ある程度力を入れ、インパクトで叩き込むようなスイングをしないと、
シッカリとターフの取れる力強いスイングはできないと思います。

ウッド系が風に左右されやすく、
アイアン系が風に強いのも、
弾道の違いもありますが
この力の入れ具合にもあるような気がしています。

ということでドライバはいかに力の抜けた
かつ、シッカリしたトップのフォームを作れるかが
ポイントになるかと思います。

ある意味、ドライバの練習はトップ作りの練習と言えるのかもしれません。 

≪D9≫『やっぱりスイングプレーンなのよ』


 耳にタコができるくらい聞いているとは思いますが、
やっぱりスイングプレーンは大切です。

スイングプレーンに従えば苦も無くボールを飛ばせます。

フェースで仮想のスイングプレーンをなぞるように
振り上げて、振り下ろすだけです。
グリップやアドレスなど前準備が合っていれば
簡単にショットできます。

まぁ、スイングプレーンについては、先に紹介した谷将貴プロの本など、
一流の皆さんの教えをご参考にしてください。

ここでは、私がかつてアイアンで誤解していたヒッティングポイントについて
お話しときます。

次の絵を見てください。
これは正しいスイングのイメージで、
インパクトの瞬間、フェースは浮いています。
最下点はボールより先にあります。
iron_ok.jpg

次の絵は私が誤解していたスイングで、
ボールと地面の間にフェースを入れようとしてしまい、
最下点がボールの真下になっています。
これなら確実にダフルことができます。(^o^;)アホヤ!
iron_ng.jpg

私のような人はあまりいないかもしれませんが、
中にはそんな人もいるということで。

ついでにドライバーはこんな感じでしょうか?
driver.jpg

とにかく仮想のスイングプレーンにフェースの軌道をのせるように意識しましょう! 

≪D8≫『左は中指メイン』


 うちのオヤジはしばらくゴルフから離れていたのですが、
最近になってまたちょくちょくゴルフ練習場に行ってます。
でもってゴルフレッスンも受けているようなのですが、
そこで左手のグリップについて仕入れてきた小ネタを紹介します。

私は「左手グリップは小指で握れ」なんて、かつて教わったのですが
小指が極端に短い私にはそもそも無理なお話だったので、
せめて薬指メインでは握れるように努力してきました。

ところがオヤジの聞いてきた話によると
中指メインで握るようにと教わったそうです。

理由は、手の中心にある中指であれば
肘から一本に一体化したグリップになり、
シッカリかつ安定した握りになるからだそうです。

確かに「ゴモットモ!」と思いました。

以上だすぅ。 

≪D7≫『玉との距離は右うなじ』


 今回はボールとの距離です。

これまでの記事「立ち方」「持ち方」の話を前提にしています。

左サイドのボールとの距離については
そんなに迷うことはないと思いますので省きますが、
(そもそも省く以前に、書きようもないんですけどね。)
右サイドのボールとの距離はスイングプレーンに影響するので
ちょこっと書かせてもらいます。

右サイド全体が前に出すぎていたり、
右足を引きすぎて、そのため右足先に体重が乗ってしまい
結果的に右肩が出ている人は結構多いように思います。
(私だったりして。(^。^;) )
短いクラブではあまり目立ちませんが
長いクラブになると、超スライス、ヒッカケ、ダフリしか出なくなります。
(オッ!やっぱり私ダ!( ̄Д ̄;) ガーン)

前回、右の撫で肩が大切と言いましたが、
ここにも関わってきます。

まず、右足については踵に体重を乗せるくらいで良いでしょう。
(個人差がありますので一概には言えませんけどね。)

そのうえで、右の首筋(うなじ)がシッカリ伸びるように
ボールとの距離を取ってください。

それが右サイドの適したボールとの距離です。

ちなみに、プロのアドレスのセッテイングを見ていると
ボールとの距離は右手にクラブを持って、
右側から合わせる人が多いように思います。

私は谷将貴プロのスイングフォームが好きで理想にしているのですが、
谷プロも右からアドレスに入るようです。
(右のうなじを意識しているとは思えませんけどね。)

ともあれ、右のうなじの距離感ヨロシク願います。 

≪D6≫『左ひねって、右なで肩』


 今回はクラブの持ち方のお話を。

以前に『握りは右横左上で一ひねり』といった記事を書きました。
左腕については同じですが、右腕についてもう少し追記しときたいと思います。

まずは左腕。(以前と同じ、そのまんま東国原です。)
 @左腕を外回しして上から下におろす
 A左腕全体を目一杯内側に回し捻る
 B手先だけ戻す
 Cクラブを握る


次は右腕
 @右肩を落として、撫で肩にする
 A右肘を腹の右前に付ける
 B下から指を引っ掛けてクラブを握る


右腕Aの右肘の位置はクラブによって変わってきます。
右脇が締まっていれば良いでしょう。
まぁ、各自で番手ごとの最適な位置を探してみてください。

それと、右の撫で肩は結構大切ですヨ。 
チンバックすると、やりやすいかもしれません。 

≪D5≫『立て、立つんだジョ〜 (ハタ坊風に)』


 今回は「立ち方」のお話をさせてもらいます。
体良く言えばポスチャーなんて言うのでしょうか?

理屈は抜きにして次の手順でやってみてください。

(1)背筋を伸ばして右足だけで立ちます。
 といっても実際は難しいので、
 倒れないように左足のつま先でチョッと支えてください。


(2)そのままアゴを上げて天井(空)を見ます。

(3)その状態で、お尻(足の付け根)の位置で体を折って前屈します。
  腰を曲げないように気をつけてください。


(4)上げていたアゴをちょっと下げます。

(5)つま先立ちしていた左足を広げて、
  左足拇趾丘(親指の付け根)で体を支えます。

  言うまでもありませんが、
  この支点となる左足拇趾丘はゴルフのスイング中に
  位置を変えない唯一の部分で、
  ある意味スイングのカナメとも言えます。
  (以前の支点に関する記事も参照ください。
   この記事中のボールとの距離は今後の記事で
   一部説明し直したいと思います。)

(6)ヒザをカクッと折ってゆとりを持たせます。

こんだけぇ〜、です。

「立ち方」でのポイントは
上半身の重さが右腰に載っている
ことです。
ビハインド・ザ・ボール(ボールの後ろに頭の位置を保つこと)が
比較的容易にできるようになります。 

≪D3+≫『右でもロンサム』


 (続き)
前回、トップでは左手首が甲側に折れないようにと、お話しましたが、
トップでもう一つ注意して欲しいのは、飛球線方向に手先を曲げてしまうことです。

これはコックのことを言ってるのではなくて、
左手の握りがゆるんで、グリップエンドが浮いてしまい、
無駄にオーバヘッドしてしまうことを指してます。

何を隠そうこの癖で悩んだのが私自身です。
クラブを回そうとして、手先でこねちゃってたんですね。
今でも油断すればすぐにこの癖は出ると思います。
一度癖がつくとホントーに、やっかいです。

クラブは「回す」より「引き上げる」の方が
感覚的には合ってそうです。

もちろん肩がシッカリ入って、
コックもシッカリ固まったうえでの
左手の握りがゆるまないオーバースイングは
問題ありません。

ちなみに、私が取った対策はというと、
バックスイングの途中で右親指をクラブにそって伸ばし
(右親指でロングサム?)
右親指でクラブが倒れないように支えて、
手首が不必要に折れないようにしました。
個人的には結構改善できたように思います。

最初のアドレス時点から右ロングサムにしても良さそうですが、
私にはどうもやりづらいので、最初は普通にグリップしてます。

ということで、単身赴任中の私は右手もロンサムです。 

≪D3≫『初心者ありがち「トップグリップ編」』


 今回は初心者ありがち「トップグリップ編」です。

(特に自己流で)初心者の人に一番気をつけてもらいたいのは
トップオブスイングで左手首が「く」の字に折れてしまうことです。
このクセが付くと、ホントに上達しません。

以下の図のように左手首の甲は真っ直ぐにしてください。
grips002.jpg

トップで左手首が折れると良くないのは、
クラブがスイングプレーンから外れてしまうことです。
少なくともトップ以降はスイングプレーンに乗ってないとゴルフって難しいです。
手首のとこではちょっとしたずれでも
ヘッドではものすごくプレーンから外れてしまいます。

よく「左手一本でスイングしろ!」とか言う人もいますが、
左手だけでスイングしようとする利点の一つには
トップで左手首がほとんど折れないことにもあるようです。
一方、フルスイングしようとして力んでしまい
右手でクラブを引き上げようとすると、
トップで左手首が折れやすくなります。
そういった意味では左手一本の意識は大切かもしれません。

ちなみに左利きの人が右打ちをしている場合は、左手首が折れても
うまく打てるという話もあるようです。

バックスイングが左手主体でも、右手主体でも、両手均等でも、
とにかくトップでは左手首真っ直ぐでお願いします。
(続く) 

≪D2+≫『初心者ありがち「肩編」』


 前の記事を書いてから
身近な人にB C Gの場所を聞いてみたのですが、
なっ、なんと!皆さん右肩でした。
(お読みになった皆さんは気づいてましたよね?)
さらに記事を書いた私自身も右肩でした。(→o←)ゞ アッチャー
左肩にも何かの予防接種みたいな痕があるのですが・・・
何でしょう・・・。

まぁ、要は「左肩を回してネ!(^-^)ニコッ」ってことで、
ご容赦くださいまし。「(^^; ) すんづれいしました。

で、肩の話ばかりですいませんが、もうちぃ〜と、させてもらいます。

ゴルフを教えてもらうと、教えるご本人は自然にうまいので、
特に意識しなくても、当たり前に肩が入るのでしょうが、
初心者は自然にやっても肩の入りきらない人が多いようなので、
意識して肩を入れたほうが良いと思います。

また、上級者は肩の回し込みと、腰の捻りを、同時に行っても、
安定したスイングができますけど、
初心者はその時々の調子で、肩と腰の回す(捻る)程度が、
なかなか安定しなかったりします。

ですので、まず肩をほぼ固めて、腰を捻るという2段スイングを
前の記事でご紹介しました。

また、この2段スイングは肩に対して過度の負担がかからないという利点もあります。
そのため、上級ではないけど(バック)スイングは速いという人は、
2段スイングをしたほうが、肩を痛めないで良いと思いますヨ。(私は。)

ということで、初心者ありがちのその1「肩編」でした。

次回はトップグリップか、立ち方の話あたりを書きたいと思います。 

≪D2≫『左膝で「入」』


 続きです。

左肩を前に出し、右肘が右脇腹に付くとこまでは、
ウエストより下を動かしません。
(多少動いてもいいのですが、
 気持ち的には動かさないつもりでお願いします。)

ちなみに右肘と右脇腹の位置関係は
番手や球種によって変わると思いますが、
こちらのお話は機会があれば改めて。

んで、話を戻して、
ここからは、止めてた部分は全面解禁です。

基本的には皆さんのやりやすいよう
バックスイングしてください。

わたし的には、
ここまでくると、右サイドに重心がほぼ移り、
(体重でなくて重心ですよ。
 まぁほとんどの場合は一緒なんでしょうけど。)
右サイドの軸ができますので、
左膝(ひざ)を突き出すのをキッカケに、
左半身を右サイドを軸にして回し込ませる感じで
バックスイングします。

正面から見ると漢字の「入」のようになる
イメージですかね。

と言うことで、前の記事と合わせて、
私の場合はタイミングの掛け声が、
「チャー」、「シュー」、「メン」の3拍子ではなく、
「B C G」、「左膝で」、「入り」、「ます。」の
4拍子ということになるのでしょうか?
「入り」はトップで、「ます。」はインパクトですヨ。

なんかリズム感わるいですねぇ〜。 

≪D1≫『始動は左肩甲骨』


 カテゴリーは「出直しゴルフ」とうたってますが、
初心者や私のような万年初心者向けのお話になりますので
あしからず。


まずは始動について。


今回始動と言ってるのは、
始動のタイミングをどう取るかという意味ではなくて、
端的に体のどの部分から最初に動かし始めるか?
ということです。


皆さんはどこが最初に動いているでしょう?


私のお勧めはタイトルにあるとおり、
左肩甲骨です。


イメージとしては、
左肩のB C Gの痕(あと)を正面にいるに人向かって
「あたしのB C G見て!見て!」
って感じで前に持ってきます。

えっ!今の若い人にはB C Gの痕は無いですって!


じゃぁ、左肩の桜吹雪を下手人(げしゅにん)に見せる感じで・・・

って、もしかして東山の金さんはもっと通じませんですぅ?
(それに金さんは右肩でしたっけ?)


とにかく、左肩甲骨を動かして左肩を前に出してください!!


この時重要なのは、腰から下、ウエストから下は
絶対に動かさないでください。
目的である肩を回す(左後背筋を伸ばす)ことが
十分にできなくなります。


普通は腰を回して肩を回すより、
肩を回して腰を回すほうがやさしいと思います。


ともあれ、まんず、肩からです。


で、B C Gを皆に見てもらえる状態になると、
(桜吹雪のある人は桜吹雪が見てもらえる状態になると、)
体型や番手よって微妙に異なるかもしれませんが、
右肘が右脇腹に付いて、右肘内側が上に向いているかと思います。

(続く) 

≪S:まとめ≫『これぞ究極の楽スイング?』


 まとめと言うほどでもないのですが、
最後にこれまでの記事のポイントを使って、
楽なゴルフスイングができる(かもしれない)例を紹介しておきます。

手順はおおまかに次のとおりです。

1.クラブを握ります。
  参照 → ≪9≫『握りは右横左上で一ひねり』

2.ボールの前に立ちます。
  参照 → ≪5≫『明快インパクトアドレス(フェースの向き)』
       ≪6≫『明快インパクトアドレス(ボールとの距離)』

3.力を抜いてリラックスします。
  参照 → ≪13≫『始動前モゾモゾ』

4.「チンバック」します。
  参照 → ≪S13+≫『帝王に学ぶ温故知新』

5.「チンピラ」します。
  参照 → ≪S6≫『紳士なあなたもチンピラから』


6.「おひけぇ〜なすって」します。
  参照 → ≪S8≫『ダフるチンピラには「おひけーなすって」』

7.そのまま両肘をあげます

8.ボールをシッカリ見ます。

9.ボールにヘッドを当てます。

10.飛ばす方向をヘッドで指します。
  参照 → ≪S11≫『人差し指確認、後方ヨ〜シ、前方ヨ〜シ!』

11.「フォア〜〜〜」と叫びます。

以上です。

この通りやって、どんな結果になっても、
当方では責任を負いかねますのでご容赦を。
(とりあえず免責、免責)

おしまい。

≪S13+≫『帝王に学ぶ温故知新』


 (続き)
帝王ニクラウスの独特の動きをご存知の方も多いと思いますが、
彼は始動前に「あご」を後方(右)に回します。
いわゆる「チン・バック」です。

この目的は「あご+首」を回すことで「首+肩」を回しやすくするためと、
私は解釈しています。(諸説あるようなんですが。)
以前も同じことを書きましたが
 「事前に済ませられることは、済ませておいた方が楽(簡単)」
です。

せっかく帝王もやってるのですから、
我々一般ピーポーもマネちゃいましょう。
どうせやるなら、左目の隅で何とかボールが見えるくらいまで
大胆に首を回しきりましょう。

シッカリ楽に肩が回せるハズです。

この「チン・バック」はヘッドアップ防止にもなるようで、
個人的にはとてもおすすめなのですが、
ありふれたネタで、既に実践している人には期待外れでしたでしょうか?
まだの人は、簡単ですので、是非一度お試しあれ。

帝王万歳!!

≪S13≫『そんなにゴルフを続けたいなら、最後はクビだ!』


 かつては「頭を動かすな!」と金科玉条のごとく言われたものですが、
最近では、その揺り戻しかのように「頭を動かせ!」と言うことが多いようです。
「頭」という表現はある意味曖昧なところがあり、「頭頂部」を言っているのか、「額」を指しているのか、頭全体の「頭部」なのか・・・、どこなんでしょうか?

私は「頭」という表現より「首」と呼ぶべきだと思っています。
それは「首」は位置を変えずに動かせる(回せる)ことができる部分だからです。

「首」が回ればすなわち「肩」が楽に回せます。
そして力の抜けた自然なスイングができようになると思います。

「頭を動かすな」は「頭部」のポジションをブラさないことによるショットの「安定性」について言っており、「頭を動かせ」は「首+肩」をシッカリ回し込むことによるショットのパワー、「威力」について言っています。

体の柔らかい若い人は「首」をそれほど動かさなくても、「肩」をシッカリ回せますが、歳を取るとそうはいかなくなります。
歳を取ってもず〜っとゴルフを続けたいなら「首」を回すことです。

ちなみにこの「首」と「肩」が一体化したバックスイングで特徴的なプロが、不動裕理プロだと思います。
不動プロのフォームであればこれから歳を重ねても、年齢による衰えが少ないだろうと推察されます。
女王にはこれからもおおいに偉業を期待して良いでしょう。

ということで皆さんも不動プロを見習いましょう。
  :
  :
で話が終わるとつまらないので、
「首+肩」をシッカリ回すコツをまずは一つ。

「首」を自然に動かす簡単な方法は「視線」を動かすことです。
つまり見る方向を変えるのですが、何か見る対象物が欲しいですよね。
私のおすすめは「左手グリップの甲」をバックスイングの途中まで見続けることです。
練習の時にでもお試しくださいまし。

この方法ではボールから目を外すことになりますけど、
次回はできるだけボールから目を離さずに首を回すコツをご紹介しま〜す。

(続く)

≪S12≫『FWはチンピラのイカリを抑えて』


 アイアンの方が得意な私のスイングは基本的に前にも紹介したチンピラ始動です。
チンピラ始動のポイントは
「できるでけ早い段階で、左肩を入れることと、左手甲を固めることで、
後は出来上がった左腕の形はそのままにしてシンプルに振るだけ」
というものです。
ですのでチンピラ始動の最初は左肩を入れること、
つまり左肩を「前」に出すことなのですが、
この時、特に意識しないと、「前」に出すのと同時に左肩を「上」に上げてしまいがちです。
アイアンの場合であれば、左肩が上がってもボールがスイング弧の右側にあるので、都合の良いダウンブローになり何ら問題がないのですが、
FWではボールがスイング弧の最下点か気持ち左側にあるはずなので、左肩が上がっていると、チーピンを打つか、ダフって手前の地面をたたくしかないのです。

ということで、FWのチーピン対策として、始動のときに左肩を上げないように気をつけていると、やっとチーピンが出ないようになりました。

ちなみにティーショットのドライバは、ボールがスイング弧の左側にあっても、地面から浮いている分、軌道が地面にさえぎられないので、左肩が上がっても問題ありません。というより左肩が上がっている方が力強いスイングになると思います。

てなわけで、FWはイカリを抑えて、肩を落として、始動しましょう。

≪S11≫『人差し指確認、後方ヨ〜シ、前方ヨ〜シ!』


 懲りずに「方向性」についてです。

以前の記事で「指のインパクトポイント」について触れましたが、この「右手人差し指の腹」は方向性においても非常に重要です。


300g前後のクラブでもスイングをすると、かなりの力がかかります。
そして「右手人差し指」がきちんとグリップできていないと、インパクトでクラブがボールに負けてしまい、スライス系のボールしか出なくなってしまいます。

「右手人差し指」のグリップの形は、一般に言われているように
「鉄砲の引き金に指を掛けた形」が良いです。
この形にすることで「右手人差し指の腹」でクラブを長くシッカリ支えることができ、ボールに負けないインパクトを実現できるようになります。

ただし、あまりに「右手人差し指」で当てようとするとヒッカケが出始めます。
俗にこの「右手人差し指」のことを「ヒッカケ指」と呼ぶ人もいるくらいです。
ちなみに「スライス指(プッシュアウト指)」は左手小指です。
左手小指側でシッカリとグリップすることは大切ですが、さらに左手一本だけで打とうとするとスライスしか出なくなります。
(あくまでも仮にですが)普通の握力の人がもし左手一本で打ちたいのなら、小指を浮かせて持てるくらいのグリップでないと左腕の筋を痛めてしまいます。
いずれにしても左右のバランスが大切であり、手先の範囲でパワーを出そうとすると色んな意味でケガをしやすくなります。

話がちょっとそれてしまいましたが、
「方向性」という面では、「右手人差し指」で
 アドレス
 トップ
 フィニッシュ
のそれぞれで自分のイメージ通り指し示されるかが大切だと思います。

「右手人差し指」とクラブフェースの一体感を感じて、
アドレスで、「ボールよ〜し!」
トップで、「後方よ〜し!」
フィニッシュで、「前方よ〜し!」
と、「右手人差し指」で指差し確認いたしましょう。

もちろんボールは白線の内側にお願いします。
外側はOBですから。

「次は、前進4打〜、前進4打〜。」

※指の向きとしてはトップが前方で、フィニッシュが後方ではないか?
 との声もありそうですが、あくまでも「ノリ」ですのでお好きな方でどうぞ。
 本当に声を出してやるのはバリ(チョ〜)恥ずかしいと思いますけどね。

≪S10+≫『試しに「せんびき」』


ゴルフ 前回の「≪S10≫方向性なら千疋屋フルーツ」を自分なりに読み返したのですが、
要約すれば
 「ボールを良く見ましょう。」
と言っているだけのようにも思えます。


少なくとも私はボールの一部を見ようと意識することで
ヘッドアップ防止とつかまりが良くなったので、
効果自体はあると思っていますが・・・、
方向性という意味では外してしまったかもしれませんね。
皆さんご容赦くださいまし。

試しに、ボールに「せんびき」してみました。

ProLine.jpg
線引グッズは今なら「LINE−M−UP」です。
(入手はゴルフダイジェスト二木ゴルフで)

iconicon
「チェック・GO!」icon

上写真の線引グッズはプロラインというものですが、今市販されているのは「LINE−M−UP」というようです。
「チェック・GO!」icon(下写真)で目印の線を引いて、後から「LINE−M−UP」で濃く線を引き直すと良いようです。
が、私の持っているプロラインではなかなかきれいに引けません。線を引きたいところ以外が結構汚れます。
ちなみに「チェック・GO!」iconはボールの芯を見つけるための商品だそうです。
私自身は今のところまだ購入には踏み切れていません。

このようにボールに線が引いてあっても、飛球線方向(もしくは目標方向)に線を合わせられるのはボールを触ることのできるティーショットとパッティングだけですが、目印としてはどのショットでも役立ちます。
(目印の意味では元々印刷されているマークで十分ですけどね。)

やはり「せんびき」で一番効果があるのはパッティングの時です。
特に私はパッティング時に芝生上にスパット(目印)を見つけられないので、
(正確には、見つけても打つ段階で見失ってしまいます。)
打ち出し方向にこの線を合わせてボールをセットすることにより、ただでさえ不安なパットも少しは安心してストロークできます。
それからパッティング以外ではニアピンのかかったショートホールにも比較的良いように思えます。

ということで、「せんびき」の件は、
 「千疋屋はターがメイン」(線引はターがメイン)
と訂正させてください。

内容もダジャレも、かなり苦しい記事でごじゃりました。わーい(嬉しい顔) 位置情報

≪S10≫『方向性なら千疋屋フルーツ』


ゴルフ これまでの記事は主にミート率を高めること、ボールをいかにして正確にヒットするかがメインでした。
この正確なヒットは体に覚え込ませてしまえば、スイング中には意識しなくても済むことがほとんどでした。

今回は、今まであまり出てこなかった「方向性」についてのお話になります。


方向性についてはスイング全体(軌道)で作ることになるので、
スイング中は終始意識することになると思います。

ところで、方向性が一番要求されるストロークは何かと言えば、
もちろんカップに一番近いストロークであるパッティングということになります。
このパッティングで方向性を作るために、一般的には真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ打ち出すということをします。
そしてそのためには目印(スパット)を設定して、スパットとボール間をヘッドで「線を引く」ように打つことと思います。

通常のショットでも、このパッティングの考えを取り入れ、ボールを「点」でとらえるのではなく「線」でとらえられれば、方向性は格段に良くなるハズです。
また、スパットを設定することで、当然その部分を意識しなければいけないため、ヘッドアップ防止や、さらにアイアンならきれいなダウンブロースイングも期待できそうです。

では、スパットはどこに設定すると良いのでしょうか?
私が試した限りでは、ボールのすぐ先にスパットを置くと、斜め上からボールを見ているため地面上のスパットとの高さのズレで、目印の用をなしませんでした。
(スパットが手前に見えてアウトサイドインの軌道になります。)
ですのでボールの先にスパットを置くならば10センチ以上離した方が良いようです。
ただ、私がおすすめしたいのは、ボール上にスパットを設定する方法です。

つまり、ボール自体の前側(飛球線方向)にスパットを設定して、後方(ヒッティングポイント)から前方(スパット)までの一直線を打ち抜くのです。
このスパットはボールのド真ん中に設定してもOKです。

私はもともとスライサーでしたが、後方(ヒッティングポイント)の「点」だけを意識していたときよりも「線」でボールを意識するようになってからは、いわゆる「つかまり」が良くなってスライスの度合いも減らすことができたように思います。
(もしかしてフッカーには良くないのかなぁ?)

ということで、ボール上に線を引いて、クラブを振る、
千疋(線引)屋フルーツ」で方向性アップを味わってみてください。位置情報

≪S9≫『ワッグルは9時の構え』


ゴルフ 動作の順序としては前後してしまいますが、
今回はワッグルのお話を簡単に。

ワッグルはタイミングやリズムをとる動作とされていますが、
左手の握りが未だにシックリしないことの多い私は、
「左手の握りを固める」ために極端なワッグルをすることがあります。


具体的には9時の位置(クラブが地面と平行になる位置)までクラブを上げます

この時のチェックポイントは2点、
「左手小指球(手のひらの小指側)でクラブを支えられているか?」
「グリップのマークが(ほぼ)真上を向いているか?」
です。

この「9時の構え」をとることで、
左手の握りの不安をほぼ解消する事ができます。

もちろんこの「9時の構え」はアドレス時のグリップする時にもできますので、
私はアドレス時点で「9時の構え」と以前お話した「インパクトアドレス」とを交互に行ったりします。
注意点としては、小指球で極端に支えてしまうと、フェースがかぶり過ぎてヒッカケてしまいますので、「ホドホドに」、といったところです。

ということで、始動前になんとなく左手グリップに不安を感じるときは、
「9時の構え」で解消
しましょう。位置情報