≪D11≫右脇は締めるのではなく、締まるもの


DVD付きということもあって、「GOLF mechanic」という雑誌を、
ここ2回ほど買ってみたのですが、

(↓こんなんです。)

vol.13で内藤雄士コーチが「フライングエルボー」という
右肘が上がってオーバースイングになることについて、

vol.14で江連ゴルフアカデミーの米田貴コーチが、
このフライングエルボーぎみになる上田桃子プロが行っている
右脇が外れる癖を直すドリルについて

それぞれ紹介していました。

そういえば私も上体を回そうとして右肘を上げてオーバースイングになる、
典型的な初心者スイングをしておりました。
今でも右脇は外れまくっています。

この右脇の外れる癖を直すための具体的練習方法は
これらの雑誌を見てもらうこととして、
ここでは私がこの癖を直すために意識したことについて紹介しときます。

ゴルフスイングの軸は一般に背骨を意識すると思いますが、
この癖のある人は回転軸を右にずらして、
右首筋〜右足土踏まずあたりを軸として意識したスイングをしてみてください。

それでも右脇が開くようなツワモノは、右脇自体を軸として意識してみてください。
絶対開けないハズです。

それでも右脇が開く人は
   :
   :
ワシャ知らん!です。


まぁ「右脇は締めるのではなく、締まるもの」とでも覚えておいてください。 

≪D10≫ドライバー はじめは投げやり ドラコンボール


 これまで、アイアンのお話ばかりでしたので
最後はウッド系(ドライバ)の注意点を。

「ドライバもアイアンとスイングは同じ」などと言いますが、
確かにスイングプレーンに沿ってクラブを操作するという意味では同じなのですが、
力の入れ方については私は違うと思います。

具体的には、
 「ドライバはバックスイングからトップの切り替えしまで
  体のどこにも一切力を入れてはいけない。」

という点です。
そして
 「ドライバは切り替えしから振り向きざまに
  加速を上げつつヘッドを振り抜きます。」


一方アイアンはバックスイングの時点から
ある程度力を入れ、インパクトで叩き込むようなスイングをしないと、
シッカリとターフの取れる力強いスイングはできないと思います。

ウッド系が風に左右されやすく、
アイアン系が風に強いのも、
弾道の違いもありますが
この力の入れ具合にもあるような気がしています。

ということでドライバはいかに力の抜けた
かつ、シッカリしたトップのフォームを作れるかが
ポイントになるかと思います。

ある意味、ドライバの練習はトップ作りの練習と言えるのかもしれません。 

≪D9≫『やっぱりスイングプレーンなのよ』


 耳にタコができるくらい聞いているとは思いますが、
やっぱりスイングプレーンは大切です。

スイングプレーンに従えば苦も無くボールを飛ばせます。

フェースで仮想のスイングプレーンをなぞるように
振り上げて、振り下ろすだけです。
グリップやアドレスなど前準備が合っていれば
簡単にショットできます。

まぁ、スイングプレーンについては、先に紹介した谷将貴プロの本など、
一流の皆さんの教えをご参考にしてください。

ここでは、私がかつてアイアンで誤解していたヒッティングポイントについて
お話しときます。

次の絵を見てください。
これは正しいスイングのイメージで、
インパクトの瞬間、フェースは浮いています。
最下点はボールより先にあります。
iron_ok.jpg

次の絵は私が誤解していたスイングで、
ボールと地面の間にフェースを入れようとしてしまい、
最下点がボールの真下になっています。
これなら確実にダフルことができます。(^o^;)アホヤ!
iron_ng.jpg

私のような人はあまりいないかもしれませんが、
中にはそんな人もいるということで。

ついでにドライバーはこんな感じでしょうか?
driver.jpg

とにかく仮想のスイングプレーンにフェースの軌道をのせるように意識しましょう! 

≪D8≫『左は中指メイン』


 うちのオヤジはしばらくゴルフから離れていたのですが、
最近になってまたちょくちょくゴルフ練習場に行ってます。
でもってゴルフレッスンも受けているようなのですが、
そこで左手のグリップについて仕入れてきた小ネタを紹介します。

私は「左手グリップは小指で握れ」なんて、かつて教わったのですが
小指が極端に短い私にはそもそも無理なお話だったので、
せめて薬指メインでは握れるように努力してきました。

ところがオヤジの聞いてきた話によると
中指メインで握るようにと教わったそうです。

理由は、手の中心にある中指であれば
肘から一本に一体化したグリップになり、
シッカリかつ安定した握りになるからだそうです。

確かに「ゴモットモ!」と思いました。

以上だすぅ。 

≪D7≫『玉との距離は右うなじ』


 今回はボールとの距離です。

これまでの記事「立ち方」「持ち方」の話を前提にしています。

左サイドのボールとの距離については
そんなに迷うことはないと思いますので省きますが、
(そもそも省く以前に、書きようもないんですけどね。)
右サイドのボールとの距離はスイングプレーンに影響するので
ちょこっと書かせてもらいます。

右サイド全体が前に出すぎていたり、
右足を引きすぎて、そのため右足先に体重が乗ってしまい
結果的に右肩が出ている人は結構多いように思います。
(私だったりして。(^。^;) )
短いクラブではあまり目立ちませんが
長いクラブになると、超スライス、ヒッカケ、ダフリしか出なくなります。
(オッ!やっぱり私ダ!( ̄Д ̄;) ガーン)

前回、右の撫で肩が大切と言いましたが、
ここにも関わってきます。

まず、右足については踵に体重を乗せるくらいで良いでしょう。
(個人差がありますので一概には言えませんけどね。)

そのうえで、右の首筋(うなじ)がシッカリ伸びるように
ボールとの距離を取ってください。

それが右サイドの適したボールとの距離です。

ちなみに、プロのアドレスのセッテイングを見ていると
ボールとの距離は右手にクラブを持って、
右側から合わせる人が多いように思います。

私は谷将貴プロのスイングフォームが好きで理想にしているのですが、
谷プロも右からアドレスに入るようです。
(右のうなじを意識しているとは思えませんけどね。)

ともあれ、右のうなじの距離感ヨロシク願います。 

≪D6≫『左ひねって、右なで肩』


 今回はクラブの持ち方のお話を。

以前に『握りは右横左上で一ひねり』といった記事を書きました。
左腕については同じですが、右腕についてもう少し追記しときたいと思います。

まずは左腕。(以前と同じ、そのまんま東国原です。)
 @左腕を外回しして上から下におろす
 A左腕全体を目一杯内側に回し捻る
 B手先だけ戻す
 Cクラブを握る


次は右腕
 @右肩を落として、撫で肩にする
 A右肘を腹の右前に付ける
 B下から指を引っ掛けてクラブを握る


右腕Aの右肘の位置はクラブによって変わってきます。
右脇が締まっていれば良いでしょう。
まぁ、各自で番手ごとの最適な位置を探してみてください。

それと、右の撫で肩は結構大切ですヨ。 
チンバックすると、やりやすいかもしれません。 

≪D5≫『立て、立つんだジョ〜 (ハタ坊風に)』


 今回は「立ち方」のお話をさせてもらいます。
体良く言えばポスチャーなんて言うのでしょうか?

理屈は抜きにして次の手順でやってみてください。

(1)背筋を伸ばして右足だけで立ちます。
 といっても実際は難しいので、
 倒れないように左足のつま先でチョッと支えてください。


(2)そのままアゴを上げて天井(空)を見ます。

(3)その状態で、お尻(足の付け根)の位置で体を折って前屈します。
  腰を曲げないように気をつけてください。


(4)上げていたアゴをちょっと下げます。

(5)つま先立ちしていた左足を広げて、
  左足拇趾丘(親指の付け根)で体を支えます。

  言うまでもありませんが、
  この支点となる左足拇趾丘はゴルフのスイング中に
  位置を変えない唯一の部分で、
  ある意味スイングのカナメとも言えます。
  (以前の支点に関する記事も参照ください。
   この記事中のボールとの距離は今後の記事で
   一部説明し直したいと思います。)

(6)ヒザをカクッと折ってゆとりを持たせます。

こんだけぇ〜、です。

「立ち方」でのポイントは
上半身の重さが右腰に載っている
ことです。
ビハインド・ザ・ボール(ボールの後ろに頭の位置を保つこと)が
比較的容易にできるようになります。 

≪D3+≫『右でもロンサム』


 (続き)
前回、トップでは左手首が甲側に折れないようにと、お話しましたが、
トップでもう一つ注意して欲しいのは、飛球線方向に手先を曲げてしまうことです。

これはコックのことを言ってるのではなくて、
左手の握りがゆるんで、グリップエンドが浮いてしまい、
無駄にオーバヘッドしてしまうことを指してます。

何を隠そうこの癖で悩んだのが私自身です。
クラブを回そうとして、手先でこねちゃってたんですね。
今でも油断すればすぐにこの癖は出ると思います。
一度癖がつくとホントーに、やっかいです。

クラブは「回す」より「引き上げる」の方が
感覚的には合ってそうです。

もちろん肩がシッカリ入って、
コックもシッカリ固まったうえでの
左手の握りがゆるまないオーバースイングは
問題ありません。

ちなみに、私が取った対策はというと、
バックスイングの途中で右親指をクラブにそって伸ばし
(右親指でロングサム?)
右親指でクラブが倒れないように支えて、
手首が不必要に折れないようにしました。
個人的には結構改善できたように思います。

最初のアドレス時点から右ロングサムにしても良さそうですが、
私にはどうもやりづらいので、最初は普通にグリップしてます。

ということで、単身赴任中の私は右手もロンサムです。 

≪D3≫『初心者ありがち「トップグリップ編」』


 今回は初心者ありがち「トップグリップ編」です。

(特に自己流で)初心者の人に一番気をつけてもらいたいのは
トップオブスイングで左手首が「く」の字に折れてしまうことです。
このクセが付くと、ホントに上達しません。

以下の図のように左手首の甲は真っ直ぐにしてください。
grips002.jpg

トップで左手首が折れると良くないのは、
クラブがスイングプレーンから外れてしまうことです。
少なくともトップ以降はスイングプレーンに乗ってないとゴルフって難しいです。
手首のとこではちょっとしたずれでも
ヘッドではものすごくプレーンから外れてしまいます。

よく「左手一本でスイングしろ!」とか言う人もいますが、
左手だけでスイングしようとする利点の一つには
トップで左手首がほとんど折れないことにもあるようです。
一方、フルスイングしようとして力んでしまい
右手でクラブを引き上げようとすると、
トップで左手首が折れやすくなります。
そういった意味では左手一本の意識は大切かもしれません。

ちなみに左利きの人が右打ちをしている場合は、左手首が折れても
うまく打てるという話もあるようです。

バックスイングが左手主体でも、右手主体でも、両手均等でも、
とにかくトップでは左手首真っ直ぐでお願いします。
(続く) 

≪D2+≫『初心者ありがち「肩編」』


 前の記事を書いてから
身近な人にB C Gの場所を聞いてみたのですが、
なっ、なんと!皆さん右肩でした。
(お読みになった皆さんは気づいてましたよね?)
さらに記事を書いた私自身も右肩でした。(→o←)ゞ アッチャー
左肩にも何かの予防接種みたいな痕があるのですが・・・
何でしょう・・・。

まぁ、要は「左肩を回してネ!(^-^)ニコッ」ってことで、
ご容赦くださいまし。「(^^; ) すんづれいしました。

で、肩の話ばかりですいませんが、もうちぃ〜と、させてもらいます。

ゴルフを教えてもらうと、教えるご本人は自然にうまいので、
特に意識しなくても、当たり前に肩が入るのでしょうが、
初心者は自然にやっても肩の入りきらない人が多いようなので、
意識して肩を入れたほうが良いと思います。

また、上級者は肩の回し込みと、腰の捻りを、同時に行っても、
安定したスイングができますけど、
初心者はその時々の調子で、肩と腰の回す(捻る)程度が、
なかなか安定しなかったりします。

ですので、まず肩をほぼ固めて、腰を捻るという2段スイングを
前の記事でご紹介しました。

また、この2段スイングは肩に対して過度の負担がかからないという利点もあります。
そのため、上級ではないけど(バック)スイングは速いという人は、
2段スイングをしたほうが、肩を痛めないで良いと思いますヨ。(私は。)

ということで、初心者ありがちのその1「肩編」でした。

次回はトップグリップか、立ち方の話あたりを書きたいと思います。 

≪D2≫『左膝で「入」』


 続きです。

左肩を前に出し、右肘が右脇腹に付くとこまでは、
ウエストより下を動かしません。
(多少動いてもいいのですが、
 気持ち的には動かさないつもりでお願いします。)

ちなみに右肘と右脇腹の位置関係は
番手や球種によって変わると思いますが、
こちらのお話は機会があれば改めて。

んで、話を戻して、
ここからは、止めてた部分は全面解禁です。

基本的には皆さんのやりやすいよう
バックスイングしてください。

わたし的には、
ここまでくると、右サイドに重心がほぼ移り、
(体重でなくて重心ですよ。
 まぁほとんどの場合は一緒なんでしょうけど。)
右サイドの軸ができますので、
左膝(ひざ)を突き出すのをキッカケに、
左半身を右サイドを軸にして回し込ませる感じで
バックスイングします。

正面から見ると漢字の「入」のようになる
イメージですかね。

と言うことで、前の記事と合わせて、
私の場合はタイミングの掛け声が、
「チャー」、「シュー」、「メン」の3拍子ではなく、
「B C G」、「左膝で」、「入り」、「ます。」の
4拍子ということになるのでしょうか?
「入り」はトップで、「ます。」はインパクトですヨ。

なんかリズム感わるいですねぇ〜。 

≪D1≫『始動は左肩甲骨』


 カテゴリーは「出直しゴルフ」とうたってますが、
初心者や私のような万年初心者向けのお話になりますので
あしからず。


まずは始動について。


今回始動と言ってるのは、
始動のタイミングをどう取るかという意味ではなくて、
端的に体のどの部分から最初に動かし始めるか?
ということです。


皆さんはどこが最初に動いているでしょう?


私のお勧めはタイトルにあるとおり、
左肩甲骨です。


イメージとしては、
左肩のB C Gの痕(あと)を正面にいるに人向かって
「あたしのB C G見て!見て!」
って感じで前に持ってきます。

えっ!今の若い人にはB C Gの痕は無いですって!


じゃぁ、左肩の桜吹雪を下手人(げしゅにん)に見せる感じで・・・

って、もしかして東山の金さんはもっと通じませんですぅ?
(それに金さんは右肩でしたっけ?)


とにかく、左肩甲骨を動かして左肩を前に出してください!!


この時重要なのは、腰から下、ウエストから下は
絶対に動かさないでください。
目的である肩を回す(左後背筋を伸ばす)ことが
十分にできなくなります。


普通は腰を回して肩を回すより、
肩を回して腰を回すほうがやさしいと思います。


ともあれ、まんず、肩からです。


で、B C Gを皆に見てもらえる状態になると、
(桜吹雪のある人は桜吹雪が見てもらえる状態になると、)
体型や番手よって微妙に異なるかもしれませんが、
右肘が右脇腹に付いて、右肘内側が上に向いているかと思います。

(続く)