今回はショット編です。
このネタは個人的にはシンプルなスイング作りに大変効果のあった方法です。
皆さんにも効果があるかどうかは分かりませんが、
ちょっとした動作を意識するだけですので誰にでもすぐに試せます。
今のショットがどうもしっくりこないという人や、
初心者の人は、一度お試しください。
なお、事前にこれまで紹介した以下の記事に目を通しておいてください。
≪5≫『明快インパクトアドレス(フェースの向き)』 ≪6≫『明快インパクトアドレス(ボールとの距離)』 ≪7≫『何はなくとも前傾姿勢』 ≪8≫『左サイドは始動前』 ≪9≫『握りは右横左上で一ひねり』今回のお話は「始動」の部分がポイントになりますので、
始動前に左サイドを完成させておくことが、前提条件になります。
特に≪9≫に出てくる「左手のクラブの握り方(持ち方)」は重要です。
さて内容ですが、このブログのことですのでもちろん難しいことはありません。
始動時より次の3ステップを実行するだけです。
●ステップ1:左肩を出す(右肩は引く) どちらかと言えば始動前の準備段階に位置付けても良いかもしれません。
イメージとしては昔のヤクザ映画に出てきそうなチンピラが、肩で風を切って歩く時の 「左肩が前に出て、右肩を後ろに引く」一瞬に感じが似ています。
この形を取ることでスイングゾーンが確保できます。
ポイントは例によって左サイド(左広背筋)の張りがあるかどうかです。
●ステップ2:左手甲を正面に向ける ステップ1とほぼ同時の動作と思いますが、説明上ステップを分けました。
もちろんステップ1、2を明確に分けた動作をしても構いません。
ちなみにインパクト直前のフォームはこの形になります。
●ステップ3:左親指の指す方向にクラブを押し出す クラブと左腕を、左親指の指す後方に、右手で引いて、持ち上げます。
クラブにより若干異なりますが、基本的には首(頭)のまわりを左腕が回るようにバックスイングします。
注意点としてはできるだけ肩を大きく回した方が良いため、なるべく後方にクラブを押し出すことを心掛けたほうが良いです。
ちなみに以前の記事の
≪14+≫『大型ヘッド限定?外回しバック』はこの応用です。
なお、もちろんのこの時にも左サイド(左広背筋)の張りがあるかは重要です。
と、これだけです。
無理を承知でステップを3つに分けてはいますが、この3つをほぼ同時に流れるように動作できれば完成です。
とは言うものの、私の場合、ステップ1は準備段階で、始動のタイミング(具体的には右踵を降ろす)の後、ステップ2以降に移りますので、ワンクッション入っています。
この打ち方をするようになってフィニッシュがアニカ・ソレンスタムのようになってきたので(あくまで私の思い込みですよ)、「アニカ打ち」なんて言ってました。
紳士のスポーツ「ゴルフ」ではありますが、ショットの始動はチンピラからはじめてみましょう!